パパ、ママ、お父さん、お母さん……
そのご家庭によって親の呼び方はさまざまあると思います。
我が家はどうやら少数派らしいのですが、親として息子や娘にどう思われているのか非常に気になりまして、まとめてみることにしました。
みなさん、どう呼ばれてます?
自分の両親のこと、どんなふうに呼んでますか?
我が家の息子の場合「名前で呼ぶ」
我が家の息子は、私も夫も「〇〇〇さん」と呼びます。たまに「パパ」「ママ」と混じることはありますが、ベースは名前呼び。自然とこう呼ばれるようになりました。
放置しっぱなしのmixi日記をさかのぼってみたところ、わたし2歳半から名前で呼ばれていました。幼稚園の母の日の絵も「ママ」でも「おかあさん」でもなく「〇〇〇さん」。
前述のとおり両親の前ではたまに「パパ」「ママ」とぽろっと出ますが、人前では完全に「名前呼び」です。
本人いわく「呼び捨てではないからいいでしょ」と。
学校や塾の先生の前では「親」、友達や気心の知れた人の前では「〇〇〇さん」と言い分けているんだそうです。
娘の場合は「親」と呼ぶ
一方、娘は話はじめてからずっと「パパ」「ママ」と呼びだったのですが、最近変化がありました。「親」で統一して呼び始めたのです。
呼び方を変更した理由は「先生とか大人の前で呼び分けるのは面倒くさい」からだそう。
確かに夫も私も親ではある。2人とも「親」と呼ばれると反応してしまうので、少々厄介です。
そこで娘に「呼び方、変えてもらえない?」と提案してみたところ、現在は「父親」「母親」で定着なしつつあります。どうしても「親」と呼びたいんですね。
親を名前やあだ名で呼ぶのは、親子関係的にアリなの?
「お父さん」「お母さん」ではなく、名前やあだ名で呼ばれることが多い、我が家。
その原因を私なりに考えてみました。
両親の年齢が他の家より若い
私は23歳で息子を、26歳で娘を出産しました。夫はもう少し年上ですが、どっちのクラスに行っても一番若いお父さんとお母さんなんだそうです。息子や娘の友達が遊びに来た時は、お友達感覚で話しかけてくれる子も多かったりします。
他のご家庭を基準にしたときの父親像と母親像とは、若干違うのかもしれません。
子どもを対等に会話しがち
息子にも娘にも「ブーブー来たね」とか「ニャンニャンだ」とか子ども扱いした話し方はしてこなかったかもしれません。「くるま」は「車」だし「ねこ」は「猫」だと。
話し方や声のかけ方は大人同士とさほど変わらなかったことも原因だと思います。今思うと、ベビーカーを押しながら大人が普通に話しているなんて光景、ハンズフリー通話みたいですよね……
やり取りだけ聞いていると、きょうだいみたいだと言われたこともあります。
共通して好きなものは一緒に楽んでいる
子どもが好きになったものを一緒に見たり体験しているうちに好きになり、子どもと一緒に楽しむようになりました。たとえば、息子が好きなバンドの曲、娘が好きなマンガなど。
子どもなので相手が分かっていようがいまいが、何か琴線に触れたら誰かに話したい。自分の知っていること、好きなことは親も好きだと思っている節があります。
一緒に見たり聞いたり、話を聞いているうちに好きになるものも多いです。お母さんが娘の影響でアイドルが好きになるあの感覚です。
同じものを同じように楽しむことで、親を自分に近い存在だと思うようになるのでしょう。
親も親を名前で呼んでいる
「あの子たちは何で……」と考えていたとき、自分も親のことを「〇〇〇さん」と呼んでいることに気付きました。名前呼びになったのは、大人になってからなのですが。
私の両親も若くして結婚して親になり、よく言えば好奇心旺盛でフットワークが軽い、悪く言えば落ち着きのない人です。
息子と娘も、私が両親に抱いている感情と同じものを持っているのかもしれません。
他のご家庭ではどうなのか、気になるので調べてみた。その結果……
名前やあだ名で呼ぶことは、実は対等な関係を築きやすいというメリットもあります。親は『お父さん、お母さん』や『パパ、ママ』と呼ばれることで、親になった自覚を持ち、その役割を演じようとします。成長の過程で呼ばれ方が変わったことで、子どもを対等な一人の人間として認識できるようになったのでしょう
「パパ」「ママ」は恥ずかしい?親を下の名前で呼んでみた理由
…だそうです。
対等って言われても、中学生と小学生のうちから対等に思われているのは、ちょっとナメられてるんじゃないかとも思えるのですが……
近すぎず、離れすぎず、もう少し子育て楽しもうと思います。