「ネコは飼い主をランク付けしている」
ネコと一緒に生活している人でなくても、だれでも一度は聞いたことがあるはず。
しかし、実際はそうではないらしいんです。
今回は我が家を例にその真偽を確かめてみようと思います!
ズバリ、ネコは人間のことをどう思ってるの?
犬は飼い主を群れのリーダーだと思っているという話、聞いたことありますよね?
では、猫は一緒に住んでいる人間をどう思っているのでしょうか。
猫は家族一人ひとりの様子をしっかり観察しています。
そして、「あの人と仲良くなりたいな」「この人とはちょっと距離を取ろう」というように、猫自身が家族一人ひとりに合った付き合い方を選んでいるのだそうです。
猫による序列、我が家の場合だとこんな感じ。
では、我が家の場合に当てはめてみましょう。
私が思うに、ウチのまめはこのように分類しているような気がします。
- 私「一番お世話をしてくれる人」
- 夫「なでるのが一番うまい人」
- 息子「遊んでて一番楽しい人」
- 娘「きょうだい、もしくは仲間」
どこのお家もそうかと思いますが、子どももペットも一番面倒見るのはママ。
性別は関係なし。甘えられる相手が「お母さん」
猫は飼い主との関係を母子関係で考えるんだそう。
なぜ「だそう」かというと、猫の研究は難しいため進んでおらず、まだまだ未知数な点が多いのです。
女性だから、母親ということでなく、性別に関係なく家族が何人いようが、猫は甘えられる対象との関係を「自分のお母さん」だと思います。そのため家庭で飼われている猫(家ネコ)は、自分が暮らす環境では人を母的な対象とみなすのです。
人によって猫の関心度、対応が違うのは、安心できる、甘えられる、いいことを起こしてくれるという、これまでの体験によるものだと考えられます。
猫は家につく動物。場所を移しての研究に不向きだと言われています。
なぜ襲われる人がいるのか
飼い猫に飛びつかれると「自分のことを嫌いなのかな…」と思ってしまう方もいるかと思います。
我が家でいうと娘。いつも背後から飛び掛かられています。
娘は猫のことが大好きなのですが、毎日毎日襲われるものだから「アイツ、私のこと嫌いなんだ……」と言っています。
しかし、猫が飛びつくのは目の前にいる相手のことが嫌いだからではありません。
そもそも猫はとても警戒心が強い動物。野良猫はもちろん、家ネコでも他の動物より強い警戒心を備えています。そのため「嫌い」だと思う相手には自分から近づこうとしないはず。
以上のことから、猫に飛びつかれることを「嫌われている」とネガティブに捉える必要はありません。
猫にとって「飛びつく」という行動はむしろポジティブな意味を持っており、自分のきょうだいだと思われていたり、遊びのおねだりだったりします。
猫の序列決め。多頭飼いだとどうなるの?
猫同士の場合では、猫の社会ではボス猫以外は基本的に対等なので、その他大勢の立場の猫の関係は固定されたものではありません。
行動の研究のために、狭い場所で多くの猫を飼育している場合などは、優位の猫と劣位の猫が時間帯によって好みの場所を分け合ったり、状況によってお互いの優劣が入れ替わることも見られるそうです。
猫の優劣関係って、人間の思っている以上に複雑なんですね~
猫は人をよく観察し、使い分けている(まとめ)
猫は家族のことを本当によく観察していることがお判りいただけたでしょうか。
そして、用途によって人間を使い分けていることも。
なかなか賢いなぁ……と思いながらも、今日も猫の言いなりになっています。
襲われても、それは愛情の裏返し!多分、いや絶対そう!!
猫が自分に何を求めているのか、ちょっと考えてみるとより一層猫と仲良くなれるでしょう。